2014年02月23日
女性の罹患するがんで一番多い乳がん。定期的な検診受診で早期に発見することが重要だ。詳しいお話を県医師会の鎌田収一先生に伺った。
乳がんの検診方法としては、現在はマンモグラフィ検査が行われている。マンモグラフィーは乳房を挟んで撮るレントゲン写真だ。強く挟むことによってより少ないレントゲンの量でより精密な写真が撮れる。挟んで撮るために乳房が痛いのではないかと考える人がいるが、実際に検診を受診した人は、思ったより痛くないと言っている。
厚生労働省ではまったく自覚症状のない40歳以上の女性に対して、2年に1回のマンモグラフィ検査受診を推奨している。もし症状があった場合は、検診まで待たずに直ぐに医療機関を受診してほしい。
マンモグラフィ検査は安全でなおかつ有効であることが証明されているので、ぜひ乳がん検診を受診してほしい。乳がんの7割は未だに自覚症状で発見している。自己触診も非常に重要だ。自分の指先をまんべんなく乳房に強く当てて、シコリがないかを確認してほしい。生理のある人は生理の終わったあとに、生理のない人は日を決めて自己触診をしてほしい。