2014年01月12日
若年層に増加傾向にある子宮頸がん。年間およそ一万人が罹患している。秋田県の現状はどうなっているのか、詳しいお話を県医師会の田中秀則先生に伺った。
2010年度に事業団で行った子宮頸がん検診でみると、手術をしなければならないがんが見つかったのは25歳から45歳までに多い。2012年度もやはり25歳から45歳までの間に手術を受けなければならない人が集中して見つかっている。20代30代の人に検診を受診してほしいと呼びかけているが、中でもこれまで一度も受けたことがないという人は、病変が多いというのは明らかになっている。統計的にも分かっていることだ。一回も受けたことのない人は、ぜひ必ず受診するようにしてほしい。
子宮頸がんになった人を見ると、小さい子供がいたり、結婚の前後であったり、人生の一番輝いている時に子宮頸がんに蝕まれていることが多い。症状が出る前に検診を受けて、初期であれば簡単な手術で済むので、軽い状態で見つかるように検診を受けてほしい。