vol.17 肺がん検診の重要性

2010年07月25日

他臓器への転移が多い「肺がん」。治癒率をアップさせるためには、検診による早期発見が重要です。秋田大学医学部呼吸器外科の南谷佳弘先生にお話を伺いました。
(4回シリーズの3回目)
症状が出てからでは進行している場合が多い「肺がん」は定期的な検診受診で早期に発見できます。男女ともに40歳以上の方に年1回は受けて欲しい一般的な検診は、胸部X線検査(レントゲン)で痛みはありません。要精査の通知がきても必ずしも「肺がん」である、ということではないため、怖がらずにまずは病院へ。喀痰細胞診や胸部CT検査を受けましょう。
「肺がん」には喫煙が大きく関連します。喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が600以上になる方はハイリスクといえますが、罹患しても早期治療で約8割が治癒可能です。
早期発見のためにも検診受診が重要です。