vol.165 肺がんに立ち向かうために

2013年07月21日

死亡数の多い肺がん。早期に肺がんを見つけるために重要なのが定期的な検診受診だ。詳しいお話を県医師会の南谷佳弘先生に伺った。
秋田県では肺がん検診を受診する人がおよそ30%だ。まだまだ少ないのでもっと積極的に受診してほしい。
残念ながら秋田県では検診で肺がんを発見できた人の割合は20%程度だ。そのため進行した状態で見つかる肺がん患者が多いので、検診を受けて見つかる割合を高くすることが重要だ。
喫煙が肺がんの原因であることはハッキリしている。煙草がカラダに悪いことが解っていてもなかなか止められないという人は多いと思うが、病院の中に禁煙外来というものがあるので受診してほしい。肺がんにならないためには禁煙が最も重要だ。本人が吸わない場合でも、家族が吸っていると受動喫煙という問題があり、家族のためにも吸わないことを薦めたい。
肺がんは早期の場合は症状がない。症状が出る前に検診を受けて発見することが重要だ。ぜひ検診を受診してほしい。もし要精査という結果が来ても、必ず肺がんというわけではない。二次検診も怖いものではないので必ず二次検診を受けてほしい。