2010年07月18日
秋田県では毎年、約600人が「肺がん」で亡くなっています。死亡率の高い「肺がん」について秋田大学医学部呼吸器外科の南谷佳弘先生にお話を伺いました。
(4回シリーズの2回目)
「肺がん」の危険因子は喫煙です。喫煙者の肺がんリスクは非喫煙者の約4倍。「小細胞肺がん」と「扁平上皮がん」では約10倍にもなります。
「肺がん」は早期では特に症状がありませんが、進行すると咳や血痰などの症状が出ることがあります。また、転移して初めて「肺がん」が発見されることもあります。
「肺がん」は外科的手術が一番の治療法です。進行した場合は抗がん剤や放射線治療もあわせて行いますが、喫煙によって肺の機能が低下している状態ですので、手術後に息切れなどの症状が見られることがあります。
「肺がん」のリスクを少なくするためには喫煙習慣の見直しが必要です。