2013年06月09日
性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が原因と言われ、子宮の出入り口に発生する子宮頸がん。どういった年代に多いのか、詳しいお話を県医師会の工藤香里先生に伺った。
子宮頸がんは最近、若年化してきていて、30代が発症のピークになっている。また40代に関しては、乳がんよりも子宮頸がんのほうが発症率が高くなっているなど、大変に増えている。また妊娠出産前の若い方も罹患している人がたくさんいる。
子宮頸がんは初期の段階ではまったく症状がない。進行してくるとおりものが増えたり、不正出血を起こしたりする。
症状がないのでやはり子宮がん検診で定期的に診ていくことが必要だ。子宮がん検診は、子宮頸がんのでき易い場所を直接目で見てから細胞を採って調べる。数分で済む痛みのほとんどない検査なので、心配な人はどこの婦人科でも構わないので気軽に受診してほしい。
各市町村によってそれぞれ違うが、一般的には20歳以上の女性を対象に一年おきに検診を受ける助成があることが多い。
子宮頸がんは自覚症状の出にくいがんなので、症状が出る前に発見することが大切だ。