2013年05月05日
二人に一人ががんに罹るといわれる現代のニッポン。その中で二番目に罹患数が多くなっているのが大腸がんだ。詳しいお話を秋田県医師会の瀬川大輔先生に伺った。
大腸がんとは結腸・直腸・肛門など大腸にできるがんをいう。大腸がんは大腸の一番内側の粘膜から発生してきて、腺腫と呼ばれるポリープから発生してくる場合と、正常粘膜から発生してくる場合がある。
大腸がんの罹患数は、最新のデータでは男性が約6万人、女性が約4万5000人といわれている。部位別罹患数を見ると大腸がんは男性で第3位、女性で第2位となっている。
大腸がんの危険因子としては、食生活の欧米化があげられる。肉類の摂取が多くなること、緑黄野菜の摂取不足で大腸がんが増えているといわれている。その他、運動不足、肥満、喫煙、飲酒なども危険因子としてあげられる。また、親や兄弟など直系の家族に大腸がん罹患者がいる人も注意してほしい。
大腸がんは40代から徐々に増えてくるが、50代以上で急激に増えてきて、高齢になれば更に増える傾向にある。大腸がんは働き盛りの年齢から増えてくるので、検診を受けることが重要になってくる。