2010年07月04日
若い年代で増加が目立つ「子宮頸がん」には予防ワクチンがあります。「子宮頸がん」について市立秋田総合病院の高橋道先生にお話を伺いました。
(4回シリーズの4回目)
「子宮頸がん」の発症には、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関連しますが、予防ワクチンを接種することで体内に抗体ができ、感染を防げます。十分な効果を得るには半年間に3回の接種が必要となります。
しかし、ワクチンを接種してもすべてのHPVを完全に予防することはできないため、早期発見のためにも検診受診は必要です。
「子宮頸がん」はがんになる前の病変で発見でき、子宮を温存した治療により、その後の妊娠・出産も可能。
「子宮頸がん」はワクチンや検診で予防できる「がん」なのです。