vol.139 子宮がんの予防ワクチン

2013年01月13日

若い世代からの発症が見られる子宮がん。ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が原因となっている。HPVは非常に一般的なウィルスで、100種類以上の型がある。その中でがんを引き起こす可能性のあるHPVは高リスク型と呼ばれ、15種類ほどある。詳しいお話を秋田県医師会の安田師仁先生に伺った。
子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)を予防するワクチンがある。2種類あり、どちらも6ヶ月で3回忘れずに接種することが必要とされている。対象年齢は性交渉開始前の女子に打つことが良いとされている。3回で約5万円かかるが、効果が長期的に持続するといわれている。中学生などの対象年齢の生徒には自治体などからの補助もあるので、自治体や病院に問い合わせて欲しい。
子宮頸がんはHPVの感染で起こる。そのためがん検診を受け、要精査になった場合は必ず産婦人科を受診するということが必要だ。また性交渉開始前のワクチン接種がHPVの感染を予防するので、こちらも必要なことだ。