vol.138 子宮頸がん検診の流れ(2)

2013年01月06日

ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染で発生する子宮頸がん。早期のうちは症状がほとんどなく、発見のためには検診受診が重要になる。詳しいお話を秋田県医師会の安田師仁先生に伺った。
日本の子宮頸がん検診受診率は24.5%。4人に1人という数字になっている。日本の場合は欧米に比べると非常に低く、アメリカの場合は80%を超えるといわれている。病気を発見するためにも、たくさんの人に受診して欲しい。
検診は婦人科で、子宮の入口の細胞を専用の器具で採取する。一次検診で異常がなかった場合、その後も定期的に検診することが大切だ。要精査判定の場合、不安に思うのはもっともだと思うが、必ずしもがんとは限らないので、慌てることなくまずは産婦人科を受診してほしい。
最近は20代30代などの若い人に子宮頸がんが増加しているといわれている。早期発見・早期治療をすることによって子宮温存が可能になり、その後の妊娠出産も可能になる。検診を受け、早期発見・早期治療が一番大切だ。