2012年12月16日
新しい命が宿る女性の大切な器官、子宮。近年若い世代での発症が増加している子宮のがんがある。詳しいお話を秋田県医師会の安田師仁先生に伺った。
子宮がんには、子宮の入口に発生する子宮頸がんと、子宮の奥に発生する子宮体がんの二種類がある。子宮頸がんは30代から40代に多く発生すると言われているが、最近では20代からの発生も見られている。子宮体がんはもう少し年令が高く、40代から50代が主となっている。
他のがんに比べ若い世代への罹患が見られるのが子宮頸がん。その原因はヒトパピローマウイルス(HPV)というウィルス。性交渉によって感染する。子宮頸がんの原因になるHPVは殆どの場合、感染しても免疫力で自然に体の中から消えてしまう。ただ持続感染と言って続けて感染が起こるために子宮の入口が傷んで子宮頸がんに至る。
子宮頸がんを発見するためには、子宮頚部の細胞を取ることが必要。そのためにも子宮頸がん検診を受けていただく事が必要だ。