vol.135 肺がんに立ち向かうために

2012年12月09日

死亡数の多い肺がん、早期のうちに肺がんを見つけるため重要になるのが定期的な健診受診だ。詳しいお話を秋田県医師会の南谷佳弘先生に伺った。
喫煙により発生リスクの高まる肺がん。年間およそ7万人の人が亡くなっている。
他の大腸がんや胃がんを超えて、今、肺がんで亡くなる人が日本では一番多いのが現況だ。秋田県の調べによると、平成22年の肺がん検診の受診率は23.3%と4人に一人しか受けていない。これは非常に少ない数字だ。
肺がんは他のがんと比較して高齢者に多いがんなので、60歳以上の喫煙者はぜひ健診を受診してほしい。
喫煙習慣を見直すために禁煙外来が注目を浴びている。
たばこは依存性があるので、どうしても止められない人は医療の力を借りて禁煙することも重要になる。禁煙外来では、薬剤を使ったりいろいろなプログラムがあるので、止められない人にとっては禁煙外来を受診するのも一つの手段だろう。
喫煙している人は、たばこを止めることによって肺がんになる確率がグンと減ってくるので、禁煙することが一番だ。さらに喫煙していない人も含めて早期発見・早期治療のために肺がん検診を受けることが最も重要だ。