2012年12月02日
死亡数の多い肺がんに立ち向かうために重要な健診受診。健診は胸部X線検査で行う。40歳以上の人は年一回受診してほしい。詳しいお話を秋田県医師会の南谷佳弘先生に伺った。
肺がんは初期のうちには症状が全く出ない。症状が出ないうちに検診を受けて発見すると、治る確率が非常に高くなるため、毎年健診を受けることが非常に重要だ。
肺がんは他のがんと比較して高齢者に多いがんである。60歳以上の喫煙者の人はぜひ毎年健診を受けてほしい。また一日に吸うたばこの本数と年数をかけた喫煙指数が600以上の人は肺がんになる確率が非常に高いので、たばこを吸わないことも大事だが、現在吸っていて喫煙指数が高い人は毎年健診を受けてほしい。
一次検診で要精査の判定が出た場合は、必ず内科か大きな病院を受診してほしい。そこでCTや胸部レントゲン写真をもう一度撮り直して、本当に異常がないかを確認することが重要だ。健診で要精査となっても二次検査を受けなかったために治療が遅れてしまうこともあるので、要精査の通知が来たら必ず二次検査を受診してほしい。