2012年11月11日
増加傾向の大腸がん。早期発見・早期治療で治癒率を高めるためにも定期的な検診受診が大切だ。詳しいお話を消化器内科医の進藤健一先生に伺った。
大腸がんを治る病気とするためには早期発見が欠かせない。必ず検診を受けてもらい、要精査であれば二次検査を受けることが大腸がんを治す一番の近道。もし検査で引っかかって二次検査を受けないと発見が遅れるので、必ず二次検査を受けて欲しい。
大腸がんの好発年齢は50代以降、特に60代・70代にピークを迎える。60代・70代の方は仕事を退職している場合が多く、退職を機会に検診を受けられないこともあり、症状が出てから受診することが多く、その時点ですでに進行がんになっている事が多いのが現状だ。
どのような予防効果の高いことをしても、大腸がんを防ぐということには至らないので、大腸がん検診をしっかり受けて早期に発見するということが、大腸がんで死なないということになる。