vol.130 大腸がんの早期治療

2012年11月04日

罹患数の多い大腸がん。しかし早期大腸がんの場合、症状がほとんどない。発見するには便潜血検査による検診が重要になる。詳しいお話を消化器内科医の進藤健一先生に伺った。
一次検診で要再検査と言われた場合は、必ず医療機関を受診し、二次検診の指示を受けて欲しい。一般的には、大腸内視鏡検査を受けることになる。大腸の内視鏡検査は、前日にお腹の中にあまり残らない食事をしてもらい、下剤を飲んでもらう。当日は朝から水分を2リットル摂ってお腹の中をキレイにした上で肛門から大腸のカメラを入れる。
大腸がんが見つかった場合、その進行度によって治療法は異なるが、早期の大腸がんであった場合は内視鏡で治療ができる。お腹を切らずに治療ができるので、入院期間も比較的短期間で済む。内視鏡で治療できるようながんの場合には、がんが治ったかどうかを判定する基準の5年生存率も100%と極めて高い治癒効果を得ている。