vol.123 どうして多い?秋田県の胃がん

2012年09月16日

がんの中でも罹患数トップの胃がん。大切なのは定期的に検診を受診し早期発見、早期治療を行うこと。秋田県の検診受診率はどうなっているのだろう。詳しいお話を県医師会の藤盛修成先生に伺った。
胃がんはがん患者さんの中でも一番多いがんといわれている。胃がんの発生には食生活を含めて生活習慣が大きく関係しているといわれている。中でも塩分の摂り過ぎが胃がんの発生に大きく関与しており、秋田県に胃がんが多いのもそれが原因といわれている。
胃がんには遺伝性はないといわれているが、家族に胃がんになった人がいる家系では、食生活を含めて生活習慣がそのまま引き継がれている場合があるので注意が必要だ。
秋田県の場合、胃がん検診の受診率は15.6%で全国の中でも高い方だが、受診率の目標は50%なので、まだまだ足りない状況だ。二次検診を含めてぜひ検診を受けてほしい。
塩分の摂り過ぎが胃がんの原因になるといわれているので、塩分を控えることが先ず必要だ。また胃がんは症状が出にくいので、40歳以上の人は定期的な検診を受けることを薦めたい。胃がんは早期に発見することで治る病気といわれているので、早期発見、早期治療を心がけてほしい。