vol.117 乳がん検診について

2012年08月05日

40代から発症リスクが急増する乳がん。早期に発見する方法はあるのか、詳しいお話を秋田県医師会の片寄喜久先生に伺った。
およそ7割以上の人はしこりを自覚している。患者が自分で見つける場合には、がんが1センチ以上になっていることが多い。マンモグラフィのような機器を使って小さい、触れないうちに見つけることが大切だ。
マンモグラフィ検診は、マンモグラフィという装置を使って乳房をギュッと挟んで薄く伸ばして写真を撮影する。40歳代の人は縦と横の2方向、横からの一方向で撮影する。ギュッと挟んで薄くして乳房を撮影するので、痛みを伴うこともあるが、しこりに触れないような小さながんを見つけることが可能なので、痛みは少し我慢してもらって撮影して欲しい。
要精査の通知を受けたら心配事が増えると思うが、医療機関を受診して詳しく調べることが非常に大事だ。実際に要精査の中でがんが見つかる確率は、20人から50人に1人といわれている。多くの人は要精査の通知を受けても正常なので、通知の中に書かれている二次精査機関で、直ぐに受診して欲しい。