2012年07月22日
若い年代からの発症がみられる子宮頸がん。このがんには予防ワクチンが存在することをご存知だろうか。詳しいお話を、秋田県医師会の清水靖先生に伺った。
子宮頸がん予防ワクチンは、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウィルス16型18型に対して免疫を作らせるもの。しかし子宮頸がんは16型18型以外でも発症することがあるので、子宮頸がん予防ワクチンを打っても100%子宮頸がんを予防できるわけではない。
子宮頸がんはヒトパピローマウィルスの感染によって引き起こされるので、まだ性交渉がないと考えられる女子に打つことによって効果があるといわれている。子宮頸がん予防ワクチンの接種方法は肩への筋肉注射。初回接種後1~2ヶ月後と6カ月後の3回接種する。3回接種することで十分な予防効果があると考えられているので、ぜひとも3回接種して欲しい。
子宮頸がんにならないためには、まず子宮頸がん検診を受けること。そして子宮頸がん予防ワクチンを接種し、子宮頸がんの原因となるウィルスの感染を予防することが重要だ。