2010年06月13日
女性特有の器官、子宮。近年、若年層で「子宮のがん」が増えています。市立秋田総合病院の高橋道先生にお話を伺いました。
(4回シリーズの1回目)
「子宮のがん」には子宮の中に発生する「体がん」と入り口に発生する「頸がん」があります。「子宮頸がん」は検診の有効性が確立されていて、がんになる一歩手前で発見することができる予防可能な「がん」です。
「子宮頸がん」のり患率を見ると、20代後半~40代が発生のピークとなっていますが、近年、20~30代の若年層で増加傾向にあります。「子宮頸がん」にはヒトパピローマウイルス(HPV)が関連し、患者の90%からこのウイルスが検出されています。HPVの感染経路は性交渉で、感染したとしても発がんに至るのはまれですが、性交経験のある女性は一度、「子宮頸がん」検診を受けましょう。