2012年05月20日
増加傾向の大腸がん。早期発見、早期治療で治癒率を高めるためにも、定期的な検診受診が大切になる。詳しいお話を消化器内科医の松橋保先生に伺った。
食生活の欧米化にともなって、大腸がんはどんどん増えている。罹患数で見ると、男女ともがん全体で2位となっている。ただ、大腸がんは早期発見・早期治療のできるがんということなので、大腸がんに罹る人は多いが大腸がんで亡くなる人はそう多くない。
大腸がんの検診率は日本全体で25%程度、秋田県では30%程度の受診率となっているが、早期発見のためには受診率50%は必要だ。
大腸がんの危険因子は、生活の欧米化など環境因子が要因だと考えられている。一次予防としては生活習慣の改善、二次として40歳以上をがん年齢と考え、年一回の検診受診が重要である。
早期に発見すればかなりの確率で治るがんなので、検診で早期発見、医療機関で二次検診を受けて欲しい。