放送番組審議会

第331回「みんなの夢球場~心躍る夏~」「トレタテ!サンデー拡大版」

2025年09月11日

 

放送番組審議会 2025年9月2日(火)開催

第331回「みんなの夢球場~心躍る夏~」「トレタテ!サンデー拡大版」

2025年9月2日(火)に開かれた当社番組審議会の内容をお知らせします。
今回は「みんなの夢球場~心躍る夏~」「トレタテ!サンデー拡大版」の2番組について、審議委員からご意見、ご提案をいただきました。

委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。

  • 「みんなの夢球場」は、小野巧氏、渡辺龍馬氏の2名の解説者がテーマごとに分析しながら大会を振り返る構成で、分かりやすくかつ説得力があった。ニュース番組のスポーツコーナーのようで、新鮮味があった。
  • 試合の模様だけではなく、「女子ノッカー」「大学院生審判の初ジャッジ」「部員の少ないチームの取り組み」などの話題を合間に入れ込んで、過去の「夢球場総集編」のように人間模様を描く視点も保っていた点に好感が持てた。
  • エンディングVTRは大会の盛り上がりを思い出させ、感動を甦らせる素晴らしい内容だった。
  • 金井アナはてきぱきと進行し、さわやかな印象で番組にマッチしていた。
  • 「トレタテ!サンデー拡大版」、甲子園で再びの金農旋風をという期待が込められていたと感じた。吉田大輝投手の葛藤、成長ぶりが伝わってきた。他の部員や地元の方のメッセージもあればなお良かった。
  • 前日の「みんなの夢球場」には出てこなかった金農応援団や吹奏楽部のエピソードは高校生らしい良い話題だった。
  • 2つの番組は、がらりと雰囲気の異なるものになっていて住み分けができていた。どちらからもかなりの熱量が感じられ、いい番組だった。
  • 打球を追い、ファインプレーでキャッチ、その選手の表情にズームアップするなど、様々なシーンをとらえるカメラワークが素晴らしい。見るものを感動させる高い技術力に脱帽する。

これらに対し、制作側からは次のような説明がなされました。

  • 今回の2番組は住み分けを意識し、ポイントの置き方や構成を工夫した。
  • 「みんなの夢球場」は、従来の人間ドキュメンタリーとは異なる視点で、大会を総合的に振り返ることを意図し、スタジオ展開とした。金井アナが一人でゲストを交えてスタジオを切り盛りするのは初めてで、至らぬ点もあった。
  • 小野氏、渡辺氏、金井の3人の布陣はよかったと思うが、スタジオをもっと広く使うなどの仕立てもあればよかった。
  • 日々の取材の中で金農の地元が沸いていることが分かり、応援企画で「トレタテ!サンデー」を拡大することを急遽決めた。吉田投手寄りの作りになってしまったことは否めない。
  • 高校野球は大事なコンテンツ。いろいろな形でいろいろな人に届けていきたい。

次回は10月7日(火)15:30から、
課題は「トレタテ!×サタナビっ!AAB秋フェスタ~みんなでまんぷくスペシャル~」。