第326回放送番組審議会「池上彰と考えるAIUの未来~豊かに生きるための学び~」
2025年3月4日(火)に開かれた当社番組審議会の内容をお知らせします。
今回は、「池上彰と考えるAIUの未来~豊かに生きるための学び~」について、審議委員からご意見、ご提案をいただきました。
委員から寄せられた発言のうち、主なものは次の通りです。
- AIU(国際教養大学)の取り組みを様々な角度から紹介し、秋田県民でもなかなか知るきっかけがない大学の様子がわかってよかった。
- 池上彰氏と現役学生3名の対談、学内外での学生の活動、卒業生紹介パートなどを織り交ぜた構成で、飽きず見ることができた。
- 池上氏のわかりやすいナビゲートで、3名の学生は質の高い話ができていた。個性的でAIUを象徴するような学生たちだと感じた。対談シーンはテーマの切り替わりの役割を担っていたと思うが、いずれのテーマも1~2往復のやり取りで終わっていたのが残念。
- “リベラルアーツ”はなじみがない言葉。池上氏の解説はわかりやすかったが、あの部分が番組の前半にあればよかったと思う。
- 小学生の子どもと一緒に見た。英語で学び、考えることの大切さのようなものが子どもにも響いたようだった。YouTubeでの配信は、県内にとどまらず国内外の人にAIUを知ってもらう手段となったと思う。
- 海外の学生との比較を外国人教員から語ってもらったり、留学生にインタビューしたりなどの視点があればよかった。また、フィールドワークは県内各地で行っているので、事例を複数紹介してもよかったのではないだろうか。
これらに対し、制作側からは次のような説明がなされました。
- AIUが秋田県内であまり知られていない現状を踏まえ、実態を知ってもらいたいという意図で制作した。
- 秋田に全国から注目されている大学があることを圏域を超えて知ってほしいということからYouTube配信を行った。配信にあたり、部分部分を切り取って見ても話が成立する構成を心がけた。
- 卒業生パートでは、大学で培ったものを生かし社会の中でそれぞれの立場で力を発揮している例を紹介したく、人選にあたってはグローバルな活躍という点にはあえてこだわらなかった。
- 日本人学生や日本人教員の話にとどまってしまったが、海外の方の視点のものもあればよかった。
今回いただいた意見は、今後の番組作りにいかしていきたい。
次回は4月2日(水)、課題番組は、「サタナビっ!ゴールデン 水曜の夜なのに…また…スペシャル」をご審議いただくこととしました。