スタッフ制作後記

何系?(シャバダバオ)
2003年2月27日

最近お笑いのライブをいくつか見る機会があった。かつては、B&Bやツービート、ザ・ぼんち等といった、漫才ブームの立役者の出演番組を、ビデオじゃなくてテープに録音して何度も聞くぐらい好きだった僕。次のブームをつくったボキャブラ天国世代も、記憶に残るすばらしいメンバーがたくさんいた。ちなみにその世代のマイフェイバリットは、フォークダンスDE成子坂。(解散しちゃったが…)
基本的にお笑いは好きだし、昔はよくまねごとなんかしたりもした。

さて、今やお笑い界は、「若手」という言葉がつくだけで、一つのブランドとして認められる。冷静にみると、大しておもしろくないような事でも、生でみると、その勢いに圧倒され、思わず笑ってしまう。あれ?今のおもしろいじゃん!と個人的に思うようなネタが、会場ではスカっている場合もある。
最近の若手のお笑いの傾向としては、意味不明ながら、想像もできないような展開、起承転結がバラバラな「馬鹿ネタ系」と、日常生活において「あるあるあるー!」と思ってしまうような事を、様々な手法で表現する「あるある系」が主流だ。正統派の漫才は、よほどのテクニックがないとツボにははまらない。馬鹿ネタ系は、いろんなコントをオムニバスでみるのが楽しい。

とはいえ、僕の中で馬鹿ネタキングといえば、今のところホリケン以外にいない。反則に近いくらいの事を飄々(ひょうひょう)とやってのけるところがすごい。ウケなかったらどうしよう、なんてちっさい事も考えてないと思う。むしろハズシの極意を極めているといったほうが正しいかもしれない。
正統派漫才で気になる若手といえば、ますだおかだ、中川家(若手?)と、いったところか。ボケとつっこみが確立された、完成度の高いコンビだ。ちゃんと笑える。
で、今もっとも気になるのは「あるある系」。ああ、こんな表現の仕方があるんだあ、と、いつも感心させられる。得意の絵を使ういつもここから、鉄拳。たぐいまれな観察力をもったふかわりょう。歌と踊りで子供達にも大人気のテツ&トモ。
日々そこら辺に転がっている現実が、すべてネタになる。ネタを考える方も、それがおもしろい、と気がついたときに記憶にとどめておけるってすごいと思う。あるある系といえば僕の中ではずっと嘉門達夫だったが…。

でも、どんなに表現の仕方が違っても、あくまでもベースは、あるある!と感じる事以外にない。世の中にはこのほどネタになるような事が転がっているんだと、あらためて感じてしまう。毎日あうたびに、「なんかおもしろいことない?」って言ってくる人はたくさんいるが、いかにその質問が「愚問」であるか、もはや一目瞭然だ。なんにも楽しいことがないなんて、絶対にありえないんだよね。どんなことでも、自分で楽しもうとしなければ、なにやったって楽しくない。なかなか見つからなくたって、せめて、楽しんでる人たちを見て、「いいなあ」ぐらいは、思えるんじゃないかな。

でもってぷあ金。人を笑わそうなんておこがましいことは考えず、ロケも毎回、何をさせられるかわからないところから始まり、最終的には経験したこともなかった事を成し得た爽快感。たまにハプニング。
あまりに日常の出来事も、やってみなくてはわからないことばかり。見ている人は、そこに癒しの笑みを自然とこぼす。まあ、なんていい番組なんでしょうか。やっぱりぷあ金は「癒し系」?

っていうか、こんなに長くて、番組にふれたのは6行。