自殺予防に取り組むＮＰＯ法人が「保健文化賞」を受賞したのを記念して自殺対策の継承を考えるフォーラムを開きました。

ＮＰＯ法人「蜘蛛の糸」は地域住民の自殺予防に取り組み心の健康づくりの推進に貢献しているとして第一生命保険が主催する「保健文化賞」を受賞しました。
秋田市で２０日、受賞を記念したフォーラムが開かれ、自殺予防の活動をする「秋田・こころのネットワーク」の歴代の会長が民間が自殺対策を主導する意義を訴えました。

【秋田・こころのネットワーク２代目会長・袴田俊英さん】
「世間を構成しているメンバーがちょっとずつ変わっていかないと、自殺という問題も他人事で終わってしまって自分のものとして考えられない。世間の中で考えていくということが必要なんじゃないか」

「蜘蛛の糸」では生きづらさを感じている人がいまも多くいるとしてこのフォーラムを自殺対策を次の世代に引き継ぐための機会にしたい考えです。