ニュース

「こまち」の制御装置の誤作動が原因と推定 走行中に連結部分が外れたトラブル JR東日本

2025年12月02日 21時22分

東北新幹線で走行中の「こまち」と「はやぶさ」の連結部分が外れたトラブルについてJR東日本が2日、会見を開きました。「こまち」の制御装置の誤作動が原因と推定されるということです。

JR東日本は、去年=2024年9月と今年=2025年3月に新幹線の連結部分が外れたトラブルの原因について説明しました。去年9月のトラブルの際、新幹線同士の連結器を分割させるスイッチの端子近くに金属片が接触したことが誤動作の原因と判断し金属片を除去したほか、スイッチの回路を廃止する対策を施しました。
さらに今年3月に2回目のトラブルが起きた「こまち」には、1回目のトラブルの際に車両に搭載していた制御装置が使われていたということです。
JR東日本は2日の会見で、検証委員会の検証の結果、連結部分に電気信号を送る制御装置の誤作動が原因として推定されると発表しました。

【JR東日本担当者】
「現時点はこの制御装置から万が一誤った出力が出た時にも金具で無理やり押さえていますので外れない」

JR東日本は現在の暫定的な措置を当面続けるとしていますが、今後は運輸安全委員会の調査結果を踏まえて追加の対策を講じたい考えです。