
いつまでたっても緊張することの一つが「初対面の人と話す」こと。その場の雰囲気を盛り上げるため相手との共通の話題を探していると、なんだか独特の空気に包まれますよね。アナウンサーなら得意分野とは限りません。こればかりは人見知りな性格が問題のようです。
そんな時に相手に言われてうれしいのが「左利きなんですね」という言葉。実は私、左利きなんです。
だから何?と言うなかれ。私にとってコミュニケーションを円滑にする重要なポイントです。「名前に右という字が入っているのに左利きなんです」などと軽く返しつつ、名前の由来について説明することで会話が弾むのです。
出身地や血液型、方言など様々な会話の切り口がありますが、私は「右恭」(うきょう)という名前を武器にしています。杉下右京さんが活躍する人気ドラマ「相棒」が放送されるAABで働いているのも何かの縁でしょうか。ちなみに、名前の由来は父親が元F1レーサーの片山右京さんが好きだったからと聞いています。
先日、初対面の人との会話のコツをネットで調べたところ、「自分のことばかり話さず、相手から話を聞き出すこと」とありました。アナウンサーにとっては得意分野であるべきことのようでした。まだまだ勉強が足りないようです。