あいたいAAB

藤盛 由果

知らないこといっぱい

「就活」は就職活動の略。「経済」は経世済民の略。「サタナビっ!」はサタデーナビゲーションの略。普段から何げなく略語を使っている私たちですが、中には略語と知らずに使っていることも。

先日、サタナビっ!のロケで、電柱に似ている謎の柱について調査しました。その時、ふと思ったんです。電柱が「電信柱」の略なら、きちんと電信柱と言った方がいいのでは、と。コメントする前に念のため……と調べてみてびっくり! 電柱と電信柱は別物だったんです。

では電柱とは一体何者なのか。調べたところ、電力会社が電気を送るために道路に設置しているもので、正式名称は「電力柱」というそうです。初めて聞きました……。ちなみに電信柱は、通信会社が電話回線などを各家庭に届けるためのものだそうです。なるほど、通「信」というわけですね。共通で使っているものもあるそうですが、見た目がそっくりでも、送っているもので名前が変わるなんて。

仕事上、言葉には敏感でありたいと思っていますが、まだまだ知らないことがたくさん。知らないということに気づいていないことがたくさんあります。クイズ番組で日本語に関する問題が出ると「へぇー」ばかり。あぁ、頭がパンクしそう。

(朝日新聞秋田版 2019年09月11日掲載)

藤盛 由果

101回目も目が離せない

梅雨真っただ中の秋田ですが、今年も熱い夏が始まろうとしています。夏の高校野球秋田大会、今年は101回目です。令和初、新たな100年に向けてのスタートとなる大会です。去年の秋田の夏は、とても長くて、暑かったですね。今年は更なる盛り上がりを!

AABも「めざせ!甲子園」「夢球場2019」で後押ししていきます。

先日の組み合わせ抽選会、ドキドキしながら見ていた方も多いですよね。地元の高校、母校、注目選手のいる高校……。運命を左右する組み合わせなだけに、楽しみであり、とても緊張する時間でもあります。私も試合が始まれば、公平な立場で情報をお届けするよう努めていますが、やはり母校の組み合わせは気になるもの。じっと主将の右手に握られた番号カードを見つめていました。

高校時代は野球にあまり興味がなかった私。全校応援で球場に行っても、試合よりみんなで歌ったり踊ったり、叫んだりするのが楽しかったタイプです。それでも、社会人になって母校の名前を聞く機会が減ってきた中、学校の名前を背負って戦う後輩たちの姿はとても誇らしく、輝いて見えました。それまで自覚がなかった、母校愛を感じた瞬間です。

今年はどんな夏になるのか。目が離せません!

(朝日新聞秋田版 2019年06月26日掲載)

藤盛 由果

「あるある」ドラマに納得/藤盛由果

AABで放送中の「チャンネルはそのまま!」、ご覧になりましたか?漫画が原作で、札幌のあるローカル局が舞台のコメディードラマです。どのシーンを切り取ってもツッコミどころ満載ですが、なぜか私は笑えないんです。理由は、どれも「わかる!!」と納得してしまうから。ありえないようなことも、テレビ局では「あるある」だったりします。

AABツイッターで紹介されている「なぜか本番で原稿ミスに気付く」「字が読めない原稿がくる」は、アナウンサーのテッパンあるあるです。放送中に急な変更があった場合、記者やディレクターが急いで書いたメモが届きます。ミミズのような字もあれば、見えにくい蛍光ペンで書かれていることも。

「どうして……」なんて思っている暇はありません。何事もなかったような顔をしながら、心の目でメモを読みます。すると、なぜか読めてしまうんです。ドラマには他にもたくさんの「あるある」が登場するので、これを見れば「トレタテ!」や「サタナビっ!」の見方が変わるかもしれません。

先日サタナビっ!の北海道ロケで、このドラマを制作した北海道テレビ(HTB)に行ってきました。秋田出身・HTBの高橋春花アナもチラッと映っているとか。私も探さなきゃ!

(朝日新聞秋田版 2019年04月17日掲載)

藤盛 由果

家族と乗り切った受験

今年は雪がとけるのが早いですね。そろそろ花粉症がしんどい時期になりますが、受験生も今が一番しんどい時期。私も十数年前、机に向かい、鉛筆を動かしながら「サクラサク」のを待っていました。あの頃の集中力はどこにいったんだろう……。

受験は家族の協力が欠かせません。中学3年、高校3年だった時、恐らく藤盛家は私を中心に回っていました。キリのいいところで勉強を終え、「おなかすいた」と言えば夕食がスタート。それが何時か、その時でないとわかりません。さらに「赤ペンが出ない」と言えば、すぐ代わりのものが用意される環境。ありがたいですね。本当は、赤ペンが出ないのを理由に、勉強を休みたかったんですが……。

今でも話題にのぼるのが「午前3時のソバ事件」。高校3年のお正月、センター試験直前で夜遅くまで勉強をしていた私に、「おなかがすいたら起こしていいから」と告げて母は寝室に向かいました。

その母を起こしたのが、午前3時。時計を見て一瞬、「こいつ、マジか?」という顔をしながらも、文句一つ言わずに温かいソバを作ってくれました。ここまで協力的な親もなかなかいませんよね。本当に感謝しています。

気が付けばもう3月、春はもう目の前です。

(朝日新聞秋田版 2019年03月06日掲載)

藤盛 由果

30歳 意外と変わらない

小さい頃は何かと苦労が多い早生まれ。小学校にあがるまでは、数カ月の成長の差は大きいものです。私も1月の早生まれ。「周りの友達は出来るのに私は出来ない……」と落ち込まぬよう、両親がハサミの使い方や平仮名の練習をさせてくれました。「春生まれの友達に負けるな!」と練習していたのが、負けず嫌いな性格の始まりかもしれません。

そんな早生まれですが、この年になると少しだけ得と感じることも。20代も後半になると、誕生日を素直に喜べなかったりします。早生まれは誕生日が来るのが遅め。ちょっと若い気分でいられる期間が長いんです。特に私にとって、今年度は20代から30代へと変わる大事な年。たった1歳の違いですが、十の位が変わるのは小さいようで大きい変化です。

どんなにあがいても時は平等に流れるもの。私も周りの同級生に追いつき、30歳になりました。いざなってみると、違いはほとんどありません。今の所変わったことといえば、アンケートで20代と答えられなくなったことくらいでしょうか。

先日取材に向かう車で、アンジェラ・アキさんの「手紙~拝啓 十五の君へ~」が偶然流れました。15歳の私に言いたいこと。「あと15年なんて、あっという間だよ!」

(朝日新聞秋田版 2019年01月23日掲載)

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