あいたいAAB

千田 まゆこ

気に入った物 長く大切に

もう6月だ。衣替えしたからというわけでもないが、髪を切って、明るく軽やかに見えるハイライトを入れた。ハイライトというのは表面の毛束をいくつか細く染めるもので、今年になって美容師さんに勧められてからのお気に入りだ。

さらに髪を短くしてから、スタジオでイヤリングを着けるようになった。かなり前はピアスをしていたのだが、子どもが生まれて抱っこをするようになるとどうしても気になり、着けなくなってしまっていた。

いまのお気に入りは、ゴールドの輪っかのイヤリング。一見すると金属のように見えるが、なんとビックリ糸で出来ている。細かい刺繍なのだ。群馬県桐生市にある創業140年の老舗刺繍工房のもので、セレクトショップでひとめぼれした。華やか、でも着けているのを忘れるくらい軽い。耳たぶが厚い私の耳にもやさしい。汗をかいたら自宅で洗える上、修理にも対応してくれる。他の商品もデザインや色が豊富で、見ているだけで楽しくなる。老舗の工房が技術を生かして今の時代に合った新しいものを作っているということにも心をひかれた。気に入った物を大切に長く使っていきたいと思う。

(朝日新聞秋田版 2022年06月10日掲載)

千田 まゆこ

番組、装い新たに ウェルカム

春は別れと出会いの季節。去る者追わず来るもの拒まず。そんなことを考えていたわけではありませんが、ドはまりしているクロスステッチししゅうに「welcome」とありますね。中心部分にあるこの文字から縫い始め、休みの日に少しずつ縫い進めて約2カ月。未完成ですがとりあえず額に入れてみました。

クロスステッチししゅうは、布の目に合わせてししゅう糸をクロス、つまりバッテンに縫っていきます。図案に合わせて縫い進めていくと、素敵な図柄になるのです。
 この作業をしていると、無心になれます。余計なことを考えずに没頭できるので、すっかりとりこになりました。時々針で指を刺しますが、そんな刺激も良いものです。面倒なことは省いて達成感を味わいたいので、額も布も糸も図案もすべてセットされているキットを買って楽しんでいます。

このししゅうはこの冬3作目で、今までに作った作品の中で一番の大作です。図案を見てひとめぼれしました。ちょうどニュース番組でイチゴの特集を作った頃だったので頭の中がイチゴでいっぱいだったのもありますが。イチゴやブルーベリーが春らしく、明るい気持ちになれます。様々な色の糸を扱うのも楽しい。

この春、「トレタテ!」が大きくリニューアルします。新たな仲間にウェルカム!

(朝日新聞秋田版 2022年04月02日掲載)

千田 まゆこ

放送前 至福のルーティン

仕事のお供に温かい飲み物は欠かせません。暑い日には冷たいものも飲みたくなりますが、社内は機械にやさしく人に冷たい温度になっているので、温かいほうが良いのです。のどにもやさしい。

先日、10年ほど愛用してきたマグカップが欠けてしまいました。小説「星の王子さま」のイラストがプリントされたもので、大きめで飲み物がたっぷり入るお気に入りでしたが、形あるものはいつか壊れるということで……。

今月に入り新たなマグカップを手に入れました。あたたかみのあるオフホワイト色のマグカップらしいオーソドックスな形状で、一見陶器のように見えるカップなのですがこれが優れもの!ステンレス製魔法びん構造で温かい飲み物が冷めにくく、外側が熱くならない。さらにふたつきでホコリが入らない。ああ、なんて素晴らしい。

放送前のルーティンは、メイク室で温かい飲み物(主に紅茶)を飲んでおやつ(お菓子だけではなく時におにぎりやパンなどの軽食)を食べること。気分を転換してから出演用にメイクします。ちなみに先日は友人にもらったクルミクッキーでした。ただ、放送直前だと唾液が出てリップノイズが出やすくなります。歯磨きはしっかりと。

おやつタイムを欠かさないのに、本番中におなかが鳴るのはなぜかしら……。

(朝日新聞秋田版 2021年12月11日掲載)

千田 まゆこ

思い出の千羽鶴 心の支えに

これまで一度だけ、千羽鶴をもらったことがあります。それも、小さな鶴をつないだ千羽鶴です。おそらく、一辺2センチほどの折り紙を鶴にしたのではないでしょうか。当時から入っているプラスチック製のケースはすっかり変色してしまいましたが、千羽鶴は見事に色鮮やかなままです。

この千羽鶴を折ってくれたのは、小学校中学校からの友人たちです。

大学時代のちょうど今頃、私は頸椎を骨折して五城目町に当時あった湖東総合病院に入院していました。入院は2カ月に及びました。首を骨折したということに驚いたのか、ずいぶんいろいろな人がお見舞いに来てくれました。はるばるやって来てくれた大学の教授、中学生の頃好きだった人、そして友人たち。

入院中に友人たちがお見舞いにくれたのが、千羽鶴です。「ベッドサイドに置いてもじゃまにならないサイズにしたよ」とニコニコして言っていましたが、このサイズ、作るのはとんでもなく大変ですから。小さなサイズの鶴をきれいに折るには集中力と根気が必要です。美しく束ねられた千羽鶴を見て、とてもありがたく、力が湧いてきました。

今でも心が折れそうな時には、この千羽鶴を手に取ってじっくり隅々まで見るのです。するとなんだか、もう少し頑張れそうな気がしてきます。

(朝日新聞秋田版 2021年09月11日掲載)

千田 まゆこ

高齢者 難しいWeb予約

義父母の新型コロナワクチン接種同行記を「トレタテ!」で放送しました。体験してみるといろいろと発見や思う所がありました。

一番感じたのは、高齢者にWeb予約は難しい!ということです。義父母は80代後半で、スマホもパソコンも持っていません。そこで私がWeb予約しました。でも、家族が遠くに住んでいたり、頼れる家族がいなかったりする人もいます。電話予約もできますが、実際にはなかなかつながらないケースが多いようです。

秋田市保健所に取材すると、1件あたり対応時間が約20分かかっているそうです。クーポン番号を正確に聞き取り、生年月日を西暦で確認し、接種会場と日時を希望と調整する。時間がかかるはずですよね。

県外の自治体では日時指定のはがきを送って効率よく進んでいるケースもあるようです。何が最善なのかは自治体の規模や年齢構成にもよると思うので、難しいですね……。これから接種年齢層が下がっていくとWeb予約の割合が増えるかもしれませんが。

なかなか予約出来ずイライラしたり不安になったりした人もいると思いますが、接種自体はとてもスムーズで予約時間通りに進みました。接種しやすいように半そでの服を着て上に長そでの服を着て行くと楽ですよ。付き添いはひとりにつきひとりOKでした。

(朝日新聞秋田版 2021年05月29日掲載)

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