あいたいAAB

高田 美樹

頑張りは消えない

「選手入場――」。どこまでも広がる空と大きなグラウンドに響く司会の声は、将来の夢がアナウンサーで野球が好きだった私にとって、ずっと憧れの存在でした。アナウンサーになった今でも高校野球のアナウンスを聞くと胸が高鳴ります。

実は高校時代、開会式の司会を担当したことがあります。北海道の高校の放送部に所属していたとき「夏の高校野球空知支部大会でアナウンスを」という依頼をもらいました。北海道は甲子園代表が決まる北と南それぞれの北海道大会の前に、振興局ごとに分かれた支部大会があります。甲子園という夢の舞台を目指す大会の幕開けとなる開会式で司会ができる。そのときの喜びは忘れられません。

秋田では3年生の野球部マネジャーの皆さんが毎年司会を担当していますね。今年は新型コロナウイルスの影響で中止になってしまったことがいっぱいありますが、これまでチームを支えてきた頑張りは決して消えないと誇りに思ってもらいたいです。マネジャーの皆さんは誰かの心に響くサポートができるはず。最後まで悔いがないように一瞬一瞬を過ごしてください。

来週9日には高校野球の県独自大会が開幕します。今年も多くの皆さんの輝く瞬間に出会えるのを楽しみにしています。

(朝日新聞秋田版 2020年07月04日掲載)

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