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歯の検診 痛くなる前に

私は歯医者が苦手だ。もちろん、歯科医の方々に問題はない。一方的に、ひたすら嫌なのである。おそらく、いや間違いなく幼少期の歯科治療の記憶のせいである。怖い、痛い、苦しい、やめてくれーである。おかげで多少病んでも歯医者には行かないダメな大人になってしまった。もう我慢できない、という状態にならないと行かない。当然、手遅れになる。大掛かりに歯を削ったり神経を抜かれたりする。それでまた歯医者が嫌になる、の繰り返し。

先日のこと、ものがかめないくらいの痛みで仕方なく歯医者に駆け込んだ。千葉先生は同学年で付き合いがあったので泣きついたわけだ。案の定、状態は悪く、レントゲンを撮った後「やばいよ、やばいよー」などとお笑いタレントみたいなことを言う。放っておいた自分が悪いのだが、笑えない。

現在、歯根の治療で通院中だが、最近の歯医者は怖くもないし、ほとんど痛くもない。治療室の雰囲気も明るく、スタッフも皆親切で優しくて、待っていてもどんよりした気分にならない。時代は驚くほど進んでいる。でも、まだ積極的に通う気にはなれないけども。ただ、これだけは声を大にして言いたい。「歯は痛くなる前に検診せよ、歯科は予防である」と。自分にね、言い聞かせてます。

(朝日新聞秋田版 2019年09月18日掲載)

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