あいたいAAB

藤盛 由果

家族と乗り切った受験

今年は雪がとけるのが早いですね。そろそろ花粉症がしんどい時期になりますが、受験生も今が一番しんどい時期。私も十数年前、机に向かい、鉛筆を動かしながら「サクラサク」のを待っていました。あの頃の集中力はどこにいったんだろう……。

受験は家族の協力が欠かせません。中学3年、高校3年だった時、恐らく藤盛家は私を中心に回っていました。キリのいいところで勉強を終え、「おなかすいた」と言えば夕食がスタート。それが何時か、その時でないとわかりません。さらに「赤ペンが出ない」と言えば、すぐ代わりのものが用意される環境。ありがたいですね。本当は、赤ペンが出ないのを理由に、勉強を休みたかったんですが……。

今でも話題にのぼるのが「午前3時のソバ事件」。高校3年のお正月、センター試験直前で夜遅くまで勉強をしていた私に、「おなかがすいたら起こしていいから」と告げて母は寝室に向かいました。

その母を起こしたのが、午前3時。時計を見て一瞬、「こいつ、マジか?」という顔をしながらも、文句一つ言わずに温かいソバを作ってくれました。ここまで協力的な親もなかなかいませんよね。本当に感謝しています。

気が付けばもう3月、春はもう目の前です。

(朝日新聞秋田版 2019年03月06日掲載)

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