あいたいAAB

高田 美樹

動物との出会いと別れ

生まれたときから動物と一緒。私が生まれたときはネコ2匹、リス1匹、文鳥1羽、インコ2羽が家にいました。「お母さん」の次に覚えた言葉は、高田家最年長のネコの名前「だいちゃん」。だいちゃんは、私が泣き始めると1番に駆け付ける母親のような存在でした。知らない人が私を抱き上げるのを見たときは、至近距離でじっと見つめたまま動かず、ネコ好きな方ですら「怖かった」と話すほどの気迫で私が誘拐されないか監視していたそうです。

そんなネコに守られて育った私が初めてかんだ食べ物は、ネコのジャーキー。だいちゃんは大好物にもかかわらずわざわざ私のところに持っていき、食べさせようとしたこともあったそうです。

そのほかの動物たちもそれぞれが私にとって特別な存在ですが、常に別れはつきものです。寂しくて「もう飼いたくない」と言ったこともあります。それでも「一緒にいたことより亡くなったことの方が思い出になるのはその動物の人生に失礼」という母の言葉で、またたくさんの動物に出会いたいと思えるようになりました。これからも一緒に過ごした思い出を大切に、新たな出会いをしていけたらと思います。そして別れを怖がらず動物との出会いを大切にしてくれる人を増やしていきたいですね。

(朝日新聞秋田版 2020年03月18日掲載)

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