あいたいAAB

藤盛 由果

ふるさとの魅力 30秒に

中学・高校と放送部に所属していた私。年に何度か放送コンテストがあり、出品用のドキュメンタリーやドラマ作品を部員のみんなと作っていました。その時のことを思い起こしてみると、まず題材を決めるので一苦労。校内での出来事で作ると言っても、学級、部活動、行事、委員会……テーマになりそうな物はわんさか。むしろ、なんでもテーマになります。珍しさや奇抜さで攻めるか。身近なものを視点を変えて表現してみるか。ああでもない、こうでもないと議論と言う名のけんかを繰り返し、決まってからもまた、やっぱりこっちの方が……と作品を提出するまで悩み続けるのです。

先日、あきたふるさと手作りCM大賞の収録が行われました。私も秋田で生まれ育ち、取材を通して各地を訪れているため「この市町村といえばコレ」というものが何となくあります。それでも毎回驚かされるのがCM大賞。こう来たか、とみなさんの発想に脱帽です。自分の住んでいる所って全てが“当たり前”に見えて、テーマを決めるだけで大変だと思うんです。学生時代の私がそうだったように。

30秒という短い時間に、各市町村の魅力がぎゅっと詰め込まれています。「あきたふるさと手作りCM大賞」は12月7日午後2時からの放送です。

(朝日新聞秋田版 2019年11月27日掲載)

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