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20170811.jpg 先日、夏祭り会場に家族と出かけたのだが、好天に恵まれたこともあって、とても多くの人でにぎわっていた。会場整理のスタッフや客への注意の声も、その分増えていたように感じた。

 反対に、祭りを彩る屋台などの出店は減ったようだ。毎年ここの角には綿アメが、みたいなことが無くなってきたのだ。どこも最近は、屋台を祭りの「本体」とは離す傾向があるようだ。屋台を集めた会場を別につくったりしている。

 確かに、匂いや音や明かりが祭りにそぐわないことはあると思う。例えば神社の境内でソースの香りや売り子の掛け声は「ない」。でも、参道は屋台や露店でいっぱいなわけで、それが客の気持ちを盛り上げ、雰囲気をつくる。祭りの会場までの道端に露店がずらーっと並んでいる光景は、離れた場所にまとまってあるよりも、テンション上がると思うけどな。きっと安全面の管理などの問題なんだろう。事故の事例があったりすると厳しくなるもんねえ。

 街も路面店が姿を消してビルばかりになって、活気を失っていったように思う。祭りもそうとは言わないけど、根っこには同質の問題が潜んでいるような気もする。


(朝日新聞秋田版 2017年8月11日掲載)