あいたいAAB

山下 右恭

夏の高校野球 早くも準備

4月に入り秋田もようやく春めいてきましたが、私は早くも夏への準備です。先週の3日間、春の選抜高校野球が開催されている甲子園球場で、系列局の野球研修に参加しました。全国各地からアナウンサーが集う中、4月にAABに入社した男性アナも一緒に研修を受けました。同性の後輩ができるのは初めてで、うれしさはもちろん、先輩として負けられない気持ちも芽生えています。

秋田の高校野球といえば、記憶に新しいのがやはり金足農業高校の快進撃。ありがたいことに、私が秋田大会で初めて実況したのが金足農の試合でした。今やプロ選手になった吉田輝星投手の伸びのある直球やナイン全員で戦う姿など、彼らのプレーに胸を躍らせました。甲子園で勝ち進むにつれて、秋田の街がガラッと変わっていく様子、また変わらせた高校野球の力は今も忘れられません。

アナウンサーとして3年目を迎えた今、研修で改めて考えさせられたのが「アナウンサーが実況をする意味」です。主役はグラウンドでプレーをする選手たちであり、実況はそんな最高の選手たちに最高の色をつける役目。果たして、昨年はその役目をしっかりと果たせたのか。自分に問いかけてみると、今からの準備に熱が入ります。

(朝日新聞秋田版 2019年04月03日掲載)

山下 右恭

歌うがい 春の歌で予防

全国でインフルエンザが猛威を振るっていますね。免疫力がそれほど高くない私は、毎年びくびくしながらこの時期を迎えています。ただ、簡単にインフルエンザに屈する男ではありません。テレビやネットから情報をかき集めて対策をしています。

手洗いやマスクの着用に加えて今年から採り入れていること、それが「歌うがい」。文字通り、歌いながらうがいをすることです。会社の中でも恥ずかし気もなくやっているため、社員から変な目で見られますが実は効果抜群だそう。

「ガラガラー」と普通にうがいをするだけではのどの正面しかきれいにできず、のどの横側に汚れや菌が付着したままです。「アー」「オー」と歌いながらうがいをすることで、周波数が変化して効果的に洗浄できるみたいです。実際にやってみると、普通のうがいよりものどの開きが変わり、隅々まできれいになっている感覚があります。何より歌うことで気分も上がります。ただ、調子に乗ると間違えて水を飲み込んでしまいますが。

ちなみに私が歌うがいで歌うのは「春がきた」「さくら」など春の歌が中心。インフルエンザの季節が終わって、早く「春よ来い」と願わんばかりです。みなさんなら何の曲でうがいをしますか?

(朝日新聞秋田版 2019年02月06日掲載)

山下 右恭

ラート体験 顔ひきつる

バスケットボールBリーグ秋田ノーザンハピネッツの試合会場で、ラート体験ができることをご存じでしょうか? ラートとは鉄製の大きな輪を使い、回転したり輪にぶら下がったりして演技をする競技のことです。実はハピネッツにはプロバスケ選手だけではなく、ラートの世界王者、高橋靖彦選手が所属しています。全日本選手権では6連覇中と、日本では敵なしの存在です。

そんな高橋選手が行うラートの体験会へ、ハピネッツ取材の空き時間に参加しました。ラートの輪に足をかけて、高橋選手に見守られながら回転することができます。片手を離して重心を傾け、勢いをつけるとラートが回り始めます。

ドキドキでラートに乗り、ゆっくり1回転すると……。写真の通り、顔が引きつりました。側転と同じ動きに見えますが、側転より時間をかけて回るため、フワッと内臓が持ち上げられるような独特の感覚に。恐怖のあまり声も出ませんでしたが、私の後の小学生たちは軽々と回って楽しんでいました。

どうやら怖がってゆっくり回転した方が、逆さになる時間が長くなり怖さが増すようです。恐怖に打ち勝ち勢いよく回れるようになるには、私の心も鍛える必要があるみたいです。

(朝日新聞秋田版 2018年12月05日掲載)

山下 右恭

音楽の秋 ピアノ楽しむ

秋が深まり、朝晩の冷え込みが一段と厳しくなってきましたね。寒さに弱い私にとって、秋は「音楽の秋」です。

実は5歳から高校生までピアノを習っていて、この時期には家にこもり、毎日1~2時間ピアノを弾いています。寒くなりすぎると指が動かなくなるため、まさに秋がピアノシーズンなのです。

今では大好きなピアノですが、習っていた頃は好きではありませんでした。ピアノを習う男性にはわかるかもしれませんが、ピアノを習っていることが「恥ずかしい」のです。

今はピアノを弾く男子も増えていますが、当時は習っていた周りが全員女子でした。思春期に入るとなおさら意識してしまい、ピアノを習っていることを友達に大きな声で言えないような状態に。

それでも私はピアノを続けました。毎日練習を重ねて新しい曲を弾けたときの喜びや、発表会で緊張しながらも弾き終わった時の達成感など、恥ずかしさ以上のものを感じていたからかもしれません。

大人になった今、ピアノを弾くことに恥ずかしさは一切ありません。年に1度のピアノシーズンに、「音を楽しむ」気持ちでピアノを弾く。そうすれば、この先もっとピアノが好きになりそうです。

(朝日新聞秋田版 2018年10月24日掲載)

山下 右恭

たらいこぎ あえなく沈没

「あー!水がどんどん入ってくるー!」

たらいをこぎだしてから30秒あまりの出来事でした……。

8月16日に横手市増田町であった全日本元祖たらいこぎ選手権大会に初めて参加しました。今年で32回目の歴史あるイベント。県内外から約100人がエントリーし、直径90センチのたらいに乗って42.195メートルを手でこいで、タイムを競います。

私は体重が軽く、中学、高校とテニス漬けの日々を過ごしていました。たらいこぎにはどこか自信がありましたが、会場には私よりも腕が2倍近く太い屈強な人たちが。どうやら、ある程度体重があった方がたらいが安定し、水に腕が届きやすく、より速くこげるようです。

それでも「かっこいいところをみせたい」「あわよくば表彰台に上がって賞金を」。そんな浮ついた気持ちのせいでしょうか。こぎ始めはまずまずでしたが、中盤で前のめりになってしまい、たらいの中に水が押し寄せてきます。

たらいに半分近く水が入ったところであえなく沈没。次は最後までこぎきってゴールしたいという気持ちが芽生えました。来年に向け、体重を増やします。

(朝日新聞秋田版 2018年09月05日掲載)

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