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高田 美樹

夢へ挑戦 ワクワクの春

最近、ワクワクしたことはありますか? 私はある映画から、夢に向かって挑戦するワクワク感をもらいました。その映画とは、吉田輝星投手が入団した「北海道日本ハムファイターズ」のドキュメンタリー。本拠地を移してから地元で愛される球団になるまでと、その後の挑戦を追っていました。

出身地の北海道にファイターズが移転してきた当時、私は小学生でした。最初は周りにファンはいませんでしたが、気が付いたら友達の間で当たり前にファイターズの話題が出るようになっていました。映画を見て「自分たちからファンに近づいていこう」という努力があったのだと知り、頭が下がる思いでした。地元で愛されるようになることが、チームにとってはひとつの挑戦だったのです。

現在ファイターズは「世界がまだ見ぬボールパーク」の開業という、大きな夢に向かって挑戦しています。映画からはワクワクする気持ちがあふれていました。自分がワクワクしていないと、周りの人にワクワクしてもらうことはできないですよね。夢を持って挑戦する姿、挑戦することで周りにワクワク感を届ける姿が格好良いなと思いました。

 夢はかなえるためのもの。ワクワクする気持ちを忘れずに、挑戦する春にします!

(朝日新聞秋田版 2019年02月27日掲載)

高田 美樹

日本代表経験 成田投手に期待

昨年末に放送した報道スペシャルで、秋田商出身で千葉ロッテの成田翔(かける)投手がゲスト出演してくれました。番組では昨春のキャンプから成田投手を取材してきました。

体重を10キロ近く増やすなど試行錯誤しながら野球と向き合ってきた昨シーズンでしたが、1軍登板は5試合。そんなシーズン終了間際に、U23日本代表に選ばれました。「まだシーズンが終わっていない」と本当にうれしかったですね。

U23ワールドカップ(W杯)では救援部門のベストナインを獲得し、その後、侍ジャパンのトップチームにも選ばれました。どの取材でも成田投手らしく笑顔がいっぱいでしたが、「久しぶりにこんなに悔しい」という言葉を聞けたことも印象的でした。

侍ジャパンの稲葉篤紀監督はW杯前に「成田投手にはジャパンを引っ張っていく気持ちでやってほしい」と話していましたが、この1年の経験がこれからロッテ、侍ジャパンを引っ張っていく足がかりになるのではないかと楽しみです。

きょう午後4時45分からの「トレタテ!」では、生放送でお伝えしきれなかった成田投手の素顔に迫ります! 野球はもちろん、プライベートの新年の目標も教えてもらいました。ぜひご覧ください。

(朝日新聞秋田版 2019年01月09日掲載)

高田 美樹

寒さへの諦め 私の強み

私が生まれた北海道岩見沢市は、冬は毎日零下です。零度の日には「暖かいね」なんて会話も。道内には朝晩マイナス20度ほどまで下がるところもあります。マイナス10度以下になると、数分歩くだけでまつ毛が凍って視界が白くなることもありました。

そんな土地から東京の大学に入ったとき、「なんでダウンジャケットを着られるのだろう」と思いました。このくらいの寒さで、北海道と同じ服装で大丈夫なのか、と。ただ、寒くなかったのかというと、そうではありません。暖房設備がしっかりとしている北海道と違って建物の中はかなり冷え、雪が降らない街の冷たい風もなんだか寒く感じました。

さて秋田は、というとやっぱり寒い。去年初めての冬は、「台風かな」と思うほどの強風に驚きました。

では北海道生まれの強みは何なのか。寒さへの諦めの心だと思います。「どうやっても暑さには弱いから、寒さには負けられない!」。しばらくは寒がりますが、「このくらいは仕方がない」と諦めて寒さに慣れるのは、ほかの人より早い気がします。

要するに気持ちの問題ってことですね。放っておけばそのうち黙りますので、北海道生まれが寒い寒いと言っても許してください!

(朝日新聞秋田版 2018年11月07日掲載)

高田 美樹

当たり前の日常に感謝

9月中旬、北海道胆振東部地震で震度5弱を観測した岩見沢市に帰省しました。もともと毎年恒例のいわみざわ百餅祭りに参加するための休みでした。

このお祭りは五穀豊穣や長寿を祈願して、重さ5トンの大きな臼でついた餅を食べます。餅まきなどのイベントもある地元の誇りあるお祭りですが、今年は台風や地震の影響で中止に。毎年お祭りが開催できていたありがたみを感じました。

停電で心細い思いをした家族にねぎらいの気持ちを込めて、さっぽろオータムフェストに連れて行きました。当初は開催を見合わせていましたが、自家発電機を使って1週間遅れでスタートしました。北海道中の食が集まり、肉や魚介、果物、お酒、野菜、どれもおいしい!

「こんな土地が地震に見舞われるなんて」。信じられない気持ちになりました。まだ完全には観光客は戻っていませんが、会場は活気があって「北海道に元気を」という思いにあふれていました。

道内には大きな爪痕が残る地域もあります。少しでも早く、不安のないより幸せな毎日が送れますように。秋田もあすは我が身です。しっかりと災害への備えをして、当たり前の日常に感謝して過ごしたいですね。

(朝日新聞秋田版 2018年10月03日掲載)

高田 美樹

100回目 感動ありがとう

第100回全国高校野球選手権記念秋田大会は、金足農の11年ぶり6度目の優勝で幕を閉じました。「誰もが記憶に残る大会にする」という明桜の山口航輝主将の選手宣誓から始まり、たくさんのドラマが生まれました。

今年は記念大会であり、平成最後の夏の大会でもあります。思い返せば、平成の間も震災や豪雨など色々なことがありました。そんな中でも地域の人の思いを背負い、仲間と野球をできる喜びや、1勝でも上をめざす気持ちなど、様々な思いを抱く球児たちがいたからこその100回大会でした。

秋田大会の期間中、私は開会式の実況生中継を初めて担当したり、試合を終えた球児やマネジャーにインタビューをさせて頂いたりしました。敗退して涙を流す選手。力を発揮できて喜ぶ選手。勝ってもどこか悔しそうな選手。そのときの思いは、これからの人生につながっていくはずです。その瞬間に立ち会えたことが、本当にうれしかったです。

大会に出場した球児の皆さん。この夏の一瞬一瞬を力に、これからも頑張ってくださいね。高校野球ファンは、ずっとみんなを応援しています。この夏の感動をありがとう! そして金足農の皆さん、甲子園での活躍を楽しみにしています。

(朝日新聞秋田版 2018年08月01日掲載)

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