あいたいAAB

千田 まゆこ

現場に立つ 取材の基本

山が崩れるって、こういうことなんだ。

9月6日の北海道胆振東部地震の発生から3カ月になるのを前に、現場に立ちました。離れた場所からはわかりませんでしたが、近付くと土砂にたくさんの木が混ざり、その量は私の身長をはるかに超えた大きな山に。一目で撤去は容易ではないとわかりました。それは何カ所にも及んでいました。

先日、テレビ朝日系列の会議に参加するため北海道に行きました。翌日視察に向かったのは、地震で大きな被害が出た厚真町。役場がある中心部は見た目では被害の跡はありません。そこからバスで約5分進むと、ズタズタになった地区がありました。

道路を塞いだ土砂はきれいに寄せられていましたが、それ以外はそのままです。住宅があったあたりは、家具や布団、洋服などの生活用品と土砂がぐちゃぐちゃに混ざったままで、一瞬にして日常生活が奪われた怖さを、そこに立った瞬間に感じました。

発災当時、系列応援でAABのクルーも駆けつけましたが、今は北海道テレビが被災地の取材を続けています。全国ニュースで現状が伝えられる機会は減りましたが、現場に立たなければわからないことがあるという取材の基本を改めて感じました。視察の様子は本日の「トレタテ!」で放送予定です。

(朝日新聞秋田版 2018年12月12日掲載)

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