あいたいAAB

新岡 智昭

昇格の喜び 次は秋田で

先月行われたブラウブリッツ秋田のホーム戦で、アスルクラロ沼津の富田康仁選手と久々に会いました。彼は昨シーズンまでツエーゲン金沢に所属し、2014年のJ3優勝とJ2昇格を知る男です。私は石川県で働いていた時に、チームの取材を担当。富田選手とは同い年で「お互いまだまだ頑張ろう」と言葉を交わしました。

ツエーゲンもホームスタジアムの改修を課題としていましたが、県が改修工事を決定。それが原動力となり、J2クラブライセンスを条件付きで取得しました。「リーグ2位以内に入り、1試合の平均観客数3千人以上という条件(当時)を達成するのは困難」との声も多かったのですが、シーズン序盤から勝利を重ねると、懸念は期待や熱狂の声へと変わりました。今はJ1をめざして戦っています。

選手やサポーターと喜びを分かち合った、あの経験を秋田でもしたい。「一つのチームのためだけに税金を使うのはいかがなものか」という声もあり、新スタジアム建設が簡単な話でないことは承知しています。ただ、「優勝したのに昇格できない」なんて悲しすぎます。J2という格のクラブが存在することは秋田の価値を高めると信じて、地域に根差したプロスポーツチームを応援していきます。

(朝日新聞秋田版 2018年05月23日掲載)

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