社長ブログ

2018/12/12

「鍵盤男子」の余韻の中で | 桜井 元

 大人になってからも、実家の棚から「こどものソナチネ」という楽譜を引っ張り出して、弟とピアノの連弾を楽しんだことがある。そんな連弾の“超絶技巧版”かな――

 少し前のことになったが、11月30日、アトリオン音楽ホールで聴いた「鍵盤男子」の演奏は、そんな想像を軽々と超えていった。

 中村匡宏くにひろさん(写真左)、大井たけしさん(同右)の連弾は、ポジションを入れ替えたり、ソロを組み合わせたり、中村さんは客席に顔を向けたままだったり……。そして、2人の手元の映像と、「ビジュアライザー」によってリズムや音量に合わせて変化する色とりどりの模様をスクリーンに投影し、見ても楽しいステージだった。

 クラシックの11の名曲を組み込んだ「スーパークラシシズム」やエルガー作曲「威風堂々」をガラッと変貌させた編曲の作品、数々のオリジナル曲が演奏され、お客さんの運動不足を解消するためだろうか、「鍵盤体操」に全員が参加するという趣向もあった。

 翌朝、都内で「新4K8K衛星放送」開始セレモニーがあったため、残念ながら休憩時間で中座したが、また秋田へ来てくださる方向で日程調整中だという。実現したら、来年の楽しみがまた1つ増えそうだ。

 東京から戻って12月2日の夜、ニューヨークを中心に活躍中のジャズピアニスト野瀬栄進さんのソロ・ライブを秋田市内の「カフェ・ブルージュ」で聴いた。オリジナル曲からリクエスト・タイムへ移って、野瀬さんは11月30日に秋山和慶さん指揮の静岡交響楽団と共演したばかりの「ラプソディ―・イン・ブルー」(ガーシュイン)をソロで披露。「鍵盤男子」よりも少し年長の「鍵盤兄貴」もまた、胸が熱くなる超高速タッチでガーシュインもびっくりのアドリブを交え、難曲を弾き切った。

 ピアノの余韻でスタートした師走。今週末は、高円寺のライブハウスで演奏します。

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